4時間の頃は血液検査でリンの数値が平均より高いと、女医さんや看護師さんから叱られました。
月に2回の血液検査があり、検査の前には恐怖で食事が喉を通らなくなったこともありました。「食べたら数値が上がって、また𠮟られると。。」どんなに食べなくてもいつも検査結果は、正常範囲を超えて高かったので、食べてるんでしょ!と言われていました。
「食べていないのに。。。」いつも心の中でモヤモヤしていました。
ある日、いつも叱ってくる女医さんに、抜き打ちでリンの検査をされました
抜き打ちだったので、食事は普通に食べていたのです。(とは言え、ある程度の制限はしていましたが、、)
数日後、結果を持って来た女医さんが。頭をかしげているのです。
リンの数値が正常内だったのです。
私自身も驚きました。なんでだろう?? 極力、食べないで検査している時は、いつも高いのに普通に生活している時は、正常内って どうなっているの??
女医さんから「普段は、ちゃんと節制しているのね」と言われた時には私の頭の中は、はてなマークでいっぱいでした。
でも、どうして正常内だったのかなぁ?
どれだけ考えても答えは出ません。女医さんでさえも、リンは食べたら上がる、食べなければ下がる。と、思い込んでいたのですから。。
答えが出たのは、それから2年半くらい経ってからです。
その原因がはっきりと分かったのは、かもめに転院してからでした
完全自由食になってから「お肉や卵などのタンパク質をたくさん食べなさい」と言われるようになったのです。さすがにちょっとためらってしまい、「今まで食べていないのにリンが高いので、タンパク質を摂ったらどうなってしまうのか」院長先生に聞いてみました。
「極度の食事制限をしたり、食べないでいると、人間の身体は血液中に骨からリンを取り込もうとするから、血液中のリンは上がり、骨はスカスカになる悪循環が起きる。」と。
血液中の適度な量のリンを保つには、きちんとした食事が必要だと教えられました。しっかり食べて、7時間以上の透析をする。
目から鱗でした。
検査の前に絶食のようなことをしていたので、骨からリンを大量に取り込んで数値が高かったんですね。そして、骨もガタガタになってしまうところでした。
あっこぽん